AmiNatureの看板娘。ドライフルーツへの愛情は誰にも負けない。一番好きなドライフルーツはやはり桃。
こんにちは、KAORIです。
今年は猛暑で気温の高い火が続いていますが、みなさんは体調を崩していませんか?
アミナチュール農園のある山梨は盆地のため、特に暑さが身に染みる毎日です。
おかげさまで2018年の桃も大好評で、たくさんのお客さまの食卓へお届けできたことをうれしく思います。ありがとうございました!
桃が一段落したのもつかの間、現在はぶどうの出荷準備にとりかかっています。
桃の1/3程度の栽培面積ですが「巨峰」「ピオーネ」「シャインマスカット」の3種類が、今年も元気に育っています。
他にも少量クインニーナ、ワイン用に使用するアジロンなども今後の販売に向けて栽培しています。
義祖父の代(40年ほど前)は「デラウエア」という小さな粒のぶどうや、「甲州」というワインでも使用されている山梨の代表的なぶどうを栽培していました。
小さい頃は兄妹でひとり1房ずつデラウエアをもらい、一粒ずつ大事に食べたのを覚えています。
まだ寒さが残る2月〜3月頃、春を迎えるための大事な作業を行います。
代表的な作業といえば、元気な枝を出すために昨年の枝をカットする「剪定(せんてい)」。
枝と枝の間には30センチ程度の間隔で節があり、その年に伸びた節目からしか花穂(ぶどう)ができないため、昨年の枝はカットしてしまいます。
また、牛糞などの有機肥料を与えるタイミングや量も重要。
藁を敷いたり草をこまめに刈ったり、土壌管理を徹底することで病気に強く、結実しやすく育ちます。
春を迎え4月になると、剪定してカットした部分から緑色の枝が伸び、節目からは小さな芽(萌芽)が出始めます。
萌芽から少し成長させ、花房が少し出た頃に間引きをする「芽欠き作業」を行います。
1つの場所から出ている2つの花房のうち、元気のいい方、または下を向いているの花房を残し、もう片方を取ります。
これは、粒の大きさや味、形をよくするためにとても大事な作業です。
欠いたぶどうの新芽は、山梨の農家にとっては春の味。
花房の部分は酸味があり、ほんのり苦味があるため、油料理との相性がぴったり。
我が家では毎年恒例でこの時期になると、たらの芽や春菊と一緒にぶどうの新芽を天ぷらにしていただきます。
4月下旬になると花房が成長して、1番先端の部分の「主穂」とその周りに付いている「副穂」がわかるようになります。
この時期には、主穂以外の副穂をすべて取り除く「整穂作業」を行います。
5月になると、残した主穂が小さなつぼみをたくさんつけた粒状に育ちます。
5月下旬頃にはつぼみが大きくなり、1粒1粒から白い花が咲きます。
この時期には、種無しぶどうや玉張りのいいぶどうを作るために「ジベレリン*」という液体に房を付ける処理をする作業を行います。
*ジベレリン:成長促進や発芽促進などに関係する植物ホルモンの総称。植物由来ですので、人工に生みだされたの化学薬品とは異なります。
6月中旬頃になると、小さな粒がどんどん成長して玉になり、ようやくぶどうらしい姿になります。
ぶどうの形を整えるための「房づくり」や「摘粒(てきりゅう)」、雨や日焼けをしないように傘や袋をかけなどをして、収穫までの時間を大切に育てていきます。
そして8月。ぶどうが色づきはじめてきました。
みなさまの食卓へ、アミナチュールの張りのあるみずみずしいぶどうたちをお届けできることを楽しみにしています!
現在は巨峰の販売、ピオーネ・シャインマスカットの先行予約販売を行っております。
特にピオーネ・シャインマスカットは毎年すぐに売り切れてしまう人気品種ですので、お早めのご予約をおすすめします!
巨峰とピオーネ・シャインマスカットは時期が異なるため、同時購入できませんのでご注意ください。
巨峰 2〜3房(1.3kg) 2800円(税抜)
https://shop.ami-nature.com/?pid=90341560
巨峰 3〜5房(2.0kg) 3490円(税抜)
https://shop.ami-nature.com/?pid=90341537